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2013年4月19日 (金)

厄介な自己投資

 以前NHK「朝イチ」で、横山光昭氏の「家計簿の費目を消費・浪費・投資の三つに大雑把にわける」という特集をやっていました。
 この狙いは「自分の支出に目を向けさせ、考えさせる」ことにあり、読者のターゲットが、家計簿をつけるのが苦手な方であるため、大雑把に費目を分けています。
 しかし、判ってはいても、投資と浪費、なかなか振り分けの判断が難しい。まあ、これ自体が狙いでしょうが。

 番組内では、浪費と投資を分ける例として、同じコーヒースタンドのコーヒーも「いいリフレッシュになったから投資」、別の日は「付き合いでダラダラとしただけだから浪費」と分けていました。
 同じモノに支出しても、自分の気分次第で、投資にも浪費にもなってしまうのです。支出の度に自分の価値観を考えると言う点では非常に有意義です。
 ファイナンシャルプランニングにおいて最も重要な、ライフデザイン(生き方・価値観)の発見にもつながります。
 ただ、「投資とは何か」の判断基準をはっきりさせておかなければ、浪費を投資と言い聞かせて、一向に浪費癖が治りません。

 例えば読書。自己啓発本を読むとやる気がみなぎり、「いい投資をした」と思います。しかし何も行動が変わっていない。そしてしばらくするとまた、新たな自己啓発本を読んで、その瞬間だけやる気になる。
 でもそれは、映画や漫画やスポーツを見て「感動した!燃えてきた!」と言うのとあまり変わらない。そしてそれは娯楽であって決して自己投資とは思わない。
 なのに自己啓発本は投資、漫画は浪費では違和感があります。結局、それをすることによって何がもたらされるかが重要なのです。

 株や債券などいわゆる投資を行う際には、漠然としていても必ず見返り(リターン)を期待します。ですが投資の頭に自己がついた途端、リターンがあいまいになってしまいます。
 ビートたけしさん曰く「他人から見たら暇そうでも、自分にとっては目的があってテレビを見ていたりしている。だから暇な時間はない」そうです。
 ですから、浪費と投資を分ける際は「明確な目的(リターン)があるかどうか」で判断してください。でないと投資の皮をかぶった浪費で回りがいっぱいになってしまいます。それにつけても私の書棚には何と自己啓発本の多いことか!

 

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