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2012年3月 9日 (金)

家計に自己投資の余裕を

 先日、日本FP協会長野支部のミニフォーラムのお手伝いをさせていただきました。テーマは「知って得する年金セミナー」だったのですが、参加者のアンケートによると、一番心に残ったキーワードは「人的資産」であると云う。

 「人的資産」とは、健康・労働力・人脈(人的ネットワーク)の事で、退職後の生活について、お金以外に準備することの必要性をほんの5分程度セミナー講師が紹介しました。しかし、あくまでメインは年金(お金)の話だったので、このアンケート結果は少し意外でした。

 昨年末、ある会合で東京へ行ったとき、宮城のFPとお話しする機会がありました。その方が言うには「震災後、貯蓄・蓄財に対する価値観が全く変わってしまった。」そうで、どう価値観が変わったのか、それ以上詳しくお聞きすることはできなかった。おそらくは「人的資産」の重要性を伝えたかったのでしょう。

 最近ワイドショーを賑わせている洗脳事件も、彼女はあれだけの資産を失っても、仕事に復帰さえすれば、すぐに失った資産を取り戻せるだろう。何かの本で読んだ、「お金や物は盗まれたり失うことがあるけれど、その人が身に着けた技術や思考・発想は盗まれない」という内容を思い出させる事件である。

 前回3回にわたって綴った「家計について」の結論として、自己投資をお勧めする。家計の範囲で生活するために、予算を振り分け、将来の出費に備える貯蓄をするだけでは一向に生活レベルは変わらない。ただ平行線を辿るだけだ。しかしほんの僅かでも自己投資や、資産への投資をすれば、平行線から少しずつでも上昇した線となる。

 ワタミグループの渡邊美樹さんは「10万円あったらまず本を買って自分に投資する。」とおっしゃっていた。10万円あれば100冊本が買え、100人の偉人の知恵が学べるそうだ。10万円とはいかないまでも、毎月1冊でも本を購入し、人的資産の向上に努めてみてはいかがだろうか?たとえ僅かでもでも平行線の角度がずれれば、時間(長さ)が多いほど、2本の線は大きく乖離する。このほんのわずかな投資の差が、時間を味方につけて、同期入社の同僚との大きな差となるのだ。

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